イシガメは悩ましい

愛亀ときどきアクアリウム

日常で偶然にカメと遭遇したときの話(後編)

今回は前回の記事の続きです。

www.kameero.com

僕の持病である「ブログ記事を下書き保存してほったらかし病」が出てしまい、前回の記事を書いてから1ヶ月以上経ってしまいました。

やっぱりブログは書き始めたら一気に書いてしまわなければ、大した記事でもないのに修正ばっかりしてしまっていつまで経っても下書きのままになってしまうものですね。

更新するのに1ヶ月かかっていますが別に大したエピソードでもありませんし、ちゃんとしたオチのあるおもしろ話ではありませんので、ハードルを下げてぼんやりとお楽しみください。

今回は状況をイメージする写真がひっとつもないので、はてなブログのお絵描き機能を駆使して我ながら画伯級の絵を描いてみました。

何もなかったかのようにとぼけて歩いていったカメ

僕が仕事の都合でしか通ることのない田舎の狭い田圃道での話。

普通車が1台やっと通れるほどの道幅しかない、周囲には田圃と僅かな民家があるだけの田圃道を歩いていたカメ(当時はカメに無知だったので種類は不明だがおそらくアカミミガメかクサガメ)に道を通せんぼされるという困った状況に遭遇した。

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 ↑の画伯級の絵のように僕から見て左側には田圃が広がっており、道沿いには民家が1軒だけある。

この民家の敷地はかなり奥まで広がっており、その先には田圃や水路があるのでカメはここの奥の方から道路に向かって歩いて来たのだろう。

そのカメは道路に差し掛かったところで何故かじっとして動かなくなってしまった。

まるで、道路を横断するつもりで歩いて来てみたら、道路の向こう側の高い塀に気付いてショックを受けているかのように、首を斜め上に伸ばして前を見つめたまま固まっていた。

わりと急いでいた僕は「ちょっと、もぉ~」とか言いながら車から降りてカメをひょいっと持ち上げた。

軽やかにひょいっと持ち上げ180度回転(Uターン)させて道路の外側にカメを置いてみた。

するとカメは何の迷いもなく知らん顔して奥の方へとスタスタ歩いて行った。

というそれだけの話。

その後、そのすぐ先の所で用事を済ませた僕は、10分も経たないうちに逆方向から同じ道を通った。

当然さっきのカメが気になるのでカメが歩いて行った奥の方向をチラッと見ると、再びこちらに向かってスタスタ歩いて来ているカメの姿が遠目に見えたとき、何故か少し笑えてきたのだった。

凄い瞬発力と怪力のアカミミガメ

※このエピソードも絵を描いて添えようと頑張ったのだけれど、描こうとする絵の難易度が高く、あまりにも画伯過ぎる仕上がりに恥ずかしくなりゴミ箱に捨てました。

夕方5時頃に近道としてよく通る地元の一級河川の堤防を車で走っていたときの話。

その堤防は車が通行できるものの、ところどころ対向するのもギリギリなほどの道幅しかないので交通量はかなり少ない。

そんな道を車で走行中に30~40mほど先でカメらしき生き物が歩いているのを発見。

速度を落とし近付いて停車するのとほぼ同時くらいに、そのカメらしき生き物は一瞬だけ早歩きしたかと思えば、ピャッ!と素早く防御態勢になった。

オスだとしたら成熟してそうな、メスだとしたらまだ成熟しきっていないであろう中くらいサイズの若いアカミミガメだったと思う。

この頃になると僕が道路で偶然カメと遭遇するのも3回目だったこともあり、今思えばまるでベテランのような余裕すら感じていた気がする。

「またアカミミく~ん、通せんぼする~?」と声には出してはいないものの、それくらいの余裕をかましながら車を降り、いつものように軽やかにカメをひょいっと持ち上げようとした瞬間、アカミミくんの予想外の動きに僕はビビる。

防御態勢でじっとしていたはずのアカミミくんが、ビャッ!と凄い瞬発力で頭と四肢を甲羅から出したと同時に僕の足元に向かって走り出し、ゴッ!と足首に甲羅をぶつけて力づくで僕の足を押し退け、且つ素早く僕の車の下に隠れてしまった。

僕はアカミミくんの瞬発力と怪力にビビって、まるでベテランのような余裕はどっかに飛んでいった。

別にアカミミくんに威嚇されたわけでもないのに「車の下に手を突っ込んでアカミミくんを掴んだら噛むかしら?(汗)」とか弱気になってしまった。

とにかく車の下からアカミミくんを出さないことには、タイヤで踏んでしまう危険があるので車を動かせない。

そこで何か棒のような物で突っついたら出てくるのではないかと思い、ちょうど車に積んでいた測量などで使うスタッフという長い棒状の物で突っついて車の下から出てもらった。

また手で掴もうとしたらダッシュするかもしれないし噛むかもしれないと思ったので、足で少しずつ押して堤防の土手の草ボーボーのところでアカミミくんとサヨナラした。

というそれだけの話。

余談だが、棒状の物で車の下のアカミミくんを突っついてるとき、偶然に知人が車で通りがかった。

その人に「あれ?どうしたん?」と訊かれた僕は「あ、あー、カメが道を塞いで轢かれたらあかん思て、逃がそ思たら車の下に逃げてしもて…」とか説明したら、その通りすがりの知人は「あんた優しいんやな(・∀・)ニヤニヤ」と去って行って恥ずかしかった。

以上です。

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