イシガメは悩ましい

愛亀ときどきアクアリウム

日常で偶然にカメと遭遇したときの話(前編)

県道横断中のアカミミガメ

たまにはメロンちゃんもカメーロも登場しない記事を書いてみる。

先日、片側一車線で対面通行の県道を車で走っていると、数十メートルほど先のセンターライン上になにやらドーム型の落下物のような物があった。

「あの形はひょっとして…」と思いつつ速度を落として近づいて行った。

大方の予想どおりその物体はメスと思われる大きいアカミミガメで、防御態勢になって顔だけ少し出していた。

対向車はセンターライン上にいる大きいアカミミガメに注意しながら徐行運転で通り過ぎて行く。

僕も同じように徐行運転で、ウィンドウから身を乗り出すかのようにそのアカミミガメを凝視しながら通り過ぎようとしたとき、救助するべきか?しなくても大丈夫か?と迷いが生じ車を停めかけた。

見通しのよい直線道路であること、それほど車の多い県道ではないのでアカミミガメが無事横断するタイミングは充分にある等の理由から、救助しなくて大丈夫だと判断してそのまま通り過ぎた。

狭い道路の真ん中で防御態勢になるアカミミガメ

先日のように日常生活の中で偶然カメに遭遇することがあるのだけれど、僕はここ数年の間でなぜかよくカメと遭遇するようになった。

カメと遭遇するときのシチュエーションとして道路横断中のカメに遭遇することが多いと思うのだけれど、僕はここ数年で道路横断中のカメと4回遭遇した。

先日のセンターライン上のアカミミガメも道路を横断しようとしたものの、車に驚いて防御態勢になっていたのだろう。

センターライン上ならまだ避けやすいけれど、狭い道路の真ん中でカメに防御態勢になられてしまうと遭遇したドライバーは困る。

2年ほど前に僕が野生個体のイシガメベビーを捕獲して飼い始めて、間もなく脱走されてしまい傷心していたときの話。

普通車がギリギリ対向できるくらいの狭い道幅だけれど、けっこう交通量のある道路の真ん中で、防御態勢になっているアカミミガメと遭遇した。

すでにそこには僕の対向側から来た女性ドライバーの車が防御態勢のアカミミガメを前にして立ち往生していた。

そして迷った末にアカミミガメを跨いで行こうとしていた。

その車の後ろには2台の車が連なっており、僕の後ろにも何台か連なっている。

僕は「この全部の車がカメを轢かんように通るん難しいやろ…」と思ったのと、飼い始めたイシガメの脱走で傷心したことで、カメに対して特別な思いを抱き始めていた僕は、車から降りて女性ドライバーを制し、防御態勢のアカミミガメをひょいっと持ち上げた。

軽やかにひょいっと持ち上げたのはいいけれど、そこは民家が密集した地域で、周囲を見渡してもカメを放す場所がどこにもない。

為す術なく僕は一瞬だけ固まったが、他人の家に放す訳にもいかないのでとりあえず自分の車の助手席の足元にアカミミガメを乗せてその場を去った。

↓の写真はそのときに撮ったもの。

車の助手席に乗せてから放すまでずっと防御態勢だったアカミミくんf:id:kameroch:20190707132200j:plain

 

その場にいた人は「あの人、カメを連れて帰ったぞ…」と思ったかもしれないが、連れては行ったけれど、連れて帰った訳ではない。

少し行ったところにアカミミガメの沢山いる水路があるのを知っていたので、その近くの田んぼの農道で写真のアカミミくんを放し、さよならした。

車のドライバーが狭い道路の真ん中で防御態勢になっているカメに遭遇すると困る、という実体験でした。

 

個人的な時間切れで最後まで一気に書けなかったので、これを(前編)にしてとりあえず更新しときます。

残りの(後編)はまた書くことにします。

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