カメの大好物な実のなる木
桑の木
最近では殆ど見聞きすることもなくなったが、僕が子どもだった頃の昭和(歳がバレる)の日本ではシルク(絹)の生産が盛んだったため、蚕のエサとしての桑の葉を収穫するための桑畑が沢山あった。
とはいうものの、実際に桑畑を身近に感じたことがなかったけれど、学校の授業等ではよく見聞きした記憶がある。
社会の授業で地図記号を習ったとき、桑畑の地図記号でYモドキみたいなやつがどの地図にも妙にそこらじゅうにいっぱいあった。
そのことがなんとなく気に入らず、「なんかようけあるけど桑畑ってなんやねん」と何故かふてくされていた。
という、よう分からんしょうもない遠い記憶が無駄に掘り起こされる。
話が明後日の方向にズレてきたので戻しまして、そんな桑の木にはカメの大好物な実がなるということを教えてもらってから、ずっと気になっていたので庭に桑の木を植えてみた。
マルベリー
桑の木を植えた話はちょっと横に置いときまして、桑を英語でマルベリーという。
英語だといかにも美味しそうな実がなりそうな名前だ。
というか、この名前からは甘酸っぱ～い美味しそうな実以外は想像できない。
あと、カメ飼いの定番サプリ「マルベリーCa」が思い浮かぶ。
ところで、僕は最近になって自宅の庭の木を剪定したりと、園芸に少し興味を持ち始めたばかりで、経験もなく植物にも明るくない。
なのでマルベリーと聞いてもブルーベリーの親戚か何かとしか思ってなかったのだけれど、カメの大好物と聞いたら知らん顔はしてられない。
特にうちのメロンちゃんは、やっと最近になってバナナを喜んで食べるようになったものの、野菜や果物を殆ど食べてくれなかったので、その大好物だというマルベリーを試したくて食べさせたくて仕方がなくなった。
しかし、ネット情報によると桑の実は熟して収穫してから傷むのが早いらしく、殆ど流通しないという。
「そしたらば、オレも最近ちょうど園芸をかじり出したことやし、桑の木を庭に植えたったらええやんむしろ植えたいやん」と思い立ち、とりあえず実物を見て購入したかったので地元のホームセンターをまわることにした。
１軒目のホームセンターの園芸コーナーをひと通り探してみたが見当たらず、店員さんに「桑、置いてます？」と訊いてみたところ、「そこの入り口を真っ直ぐ行って…」と即答だったので僕は一瞬「お！」となったが、案の定「桑」と耕すほうの「鍬」を勘違いしたようで、ほんの一瞬のぬか喜びに終わる(そもそも訊き方が悪い)。
結局、ホームセンター２軒目で諦めて、ネットで桑の苗木を２株ポチったのだった。
そして届いた苗を腐葉土を混ぜた土で庭に植え付けて約１ヶ月経ったのが↓コレ。
桑の木を植えたことを知ってか知らずか、メロンちゃんも鼻歌交じりにご機嫌さんである(しらんけど)。
届いたこの桑の苗木を最初に見たときは、あまりにも思ってたのと違ったのでびっくりした。
もっとこう、ある程度は伸びた枝に葉っぱもそれなりについてるのを想像していたのに、届いたのは枝も葉っぱも皆無で、下に根っこが少々ついているだけの棒だった。
あまりにも棒だったので衝撃的ではあったが、僕がショップの説明書きをちゃんと読んでいなかっただけで、しっかりと”何故に棒なのか”という説明書きがなされていた。
それによると、根部が未熟なのに地上部が充実した状態で植え付けると、根部と地上部の充実度のバランスが崩れるとのこと。
植え付けてから２～３年後の状態を考えてのことらしい。
最初が枝も葉っぱも皆無の棒状態だったので、毎日の成長の変化が目に見えて分かるのが楽しい。
既に高枝切り鋏や剪定鋏や、さらにはチェーンソーまで購入済(既に自宅庭で使用済)なので、もう僕は自称ガーデナーです。
今日はこの辺で。
※ガーデニンガー？ガーデニンギスト？分からなかったので調べたらガーデナーというらしいｗ
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