少食になってしまったカメーロ♂
ベビーの頃のカメーロ♂
去年の2017年7月にカメーロを家に迎える日のこと。石亀ファームさんで2017年のニホンイシガメ最初のベビーが販売開始となったとき、その販売ページでベビーたちの写真を見た僕は個体番号No.1の仔を一応、予約という形でキープしてもらった。
予約とは言っても、実際に見てから最終的に気に入った仔に決めてもいいとのことだったのでまだ決定していた訳ではなかった。
そして石亀ファームさんに出向き実際にベビーたちを見せてもらったとき、勢いよくレプトミンを追いかけて次々とパクパク元気に食べている僕好みの仔がいたのだが、その仔が予約しておいたNo.1の仔、後のカメーロ♂だったのだ。
思いつきでちょっといい感じのカメーロとの馴れ初め的なことを書こうとして、いきなり話が遠回りしたけれど、要するにカメーロはベビーの頃はホントによく食べる仔だったのだ。
少食で手足も細いが活発に動き回るカメーロ♂
1歳を過ぎた頃から
ベビーの頃のカメーロは自分の頭くらいの太さのミミズをまるごと平らげたり、ハサミムシにかぶりついたら口の中を挟まれてびっくりして一度は吐き出すも諦めずに食べたり(これはイマイチ関係ない)、ホントに食欲旺盛なベビーで、生後2~3ヶ月の頃は他のほぼ同時期に生まれたベビーたちよりも体が一回りほど大きかったくらいだ。
それが1歳を過ぎた頃から少食になり、目に見えるような成長も止まり、逆に同居しているメロンちゃん♀がグングン成長してカメーロよりも遥かに大きくなったため、カメーロが縮んでしまったかのような錯覚をしてしまうw
現在ではメロンちゃんの半分も食べないカメーロだが、イシガメのオスとメスではこれほどにも食いっぷりが違うものなのだろうか?
まぁ、少食でも活発に動き回って元気なのでそれほど心配はしていないが、もし冬眠させるとなるとこの少食ぶりはちょっと心配である。
カメーロ♂のエサも奪う勢いの食欲旺盛なムチムチメロンちゃん♀
カメーロ♂が求愛行動の新技
幻の新技
家のカメーロ♂は暇さえあればメロンちゃん♀をストーキングして求愛行動をしているが、しつこいカメーロをメロンちゃんは鬱陶しそうにしている。鬱陶し過ぎてイラッとすることもあるのだろう、極稀に噛まれていることもあるカメーロだが、噛まれても一瞬だけ怯むことはあっても、めげずに求愛行動を続ける強者だ。
そんなカメーロだが、夕べ僕が何の気なしに水槽のほうを見たとき、変な動きをしているカメーロが目に入った。その変な動きとは、水槽の底から一段高くなっているお気に入りの場所にいるメロンちゃんに向かって、メロンちゃんの目線の高さまで何度も体を起こし、体を起こしたタイミングで両前足を使いクイクイっと手首にスナップを効かせていた。何度も体を起こし、起こしたタイミングでいつもやるような手首にスナップを効かせたような動作を、両前足で交互で繰り出して求愛行動をしていたのだ。
僕は「カメーロが新技を開発した!ww」と思い、すぐさま動画を撮ろうと笑いながら水槽に近づいたのだが、近づいた僕に驚いたメロンちゃんが一段高い場所から降りてしまったため、カメーロの新技を動画に収めることが出来ず幻の新技になってしまった。
ということで、カメーロの新技の動画はないけれど普通の求愛行動の動画を編集してYouTubeに上げたのでここに貼っておきます。
普通の求愛行動ではあるけれど、しつこすぎるカメーロがメロンちゃんに噛まれたり噛まれそうになっているところも撮れている動画。
イシガメ♂の求愛行動はカメ界トップクラスの変な動き
上の動画でもカメーロはメロンちゃんに噛まれたり噛まれそうになったりしているが、カメーロは噛まれてもまったく求愛行動をやめる気配はない。
頭を引っ込めて、いささかビビリながら求愛行動している姿は人間から見ると滑稽で笑えてくる。
クサガメやアカミミガメの求愛行動と比べて、イシガメの求愛行動の動きの滑稽さは頭一つ抜けているのではないだろうか。それに加えて♀視点から見た鬱陶しさもイシガメが断トツではないだろうか。
顔に爪先を当てられて鬱陶しそうに顔を拭うメロンちゃんを見ていると、そう思わざるを得ない。
苔まみれのニホンイシガメ
カメは体にも苔が付く
メロンちゃんが家に来て数日ほど経った頃、僕はメロンちゃんの異変に気づく。何やらメロンちゃんの体がじわじわと緑色っぽくなってきている気がするが、気のせいか?と思い始める。
当時はイシガメを飼い始めて間もないホントの初心者だった僕ではあるが、さすがにカメの甲羅に苔が付くことくらいは知っていた。けれども、苔かな?とも思いながらも、甲羅だけでなく頭や前足もじわじわと緑色になってきていたこともあり、こんな色のイシガメもいるのかも?とか思ったりもしていた。
今思えば、当時の僕に「苔や苔や!」とツッコみたくなるような話だが、メロンちゃんよりも1ヶ月ほど先に家に来たカメーロには苔が生えたことがなかったし、甲羅だけならともかく、頭や前足とかのカメの皮膚に苔が生えるとは思わなかったので最終的にはググって調べたくらいだ。
甲羅だけでなく頭や前足にも苔を生やす苔全盛期のメロンちゃん
歯ブラシとイソジンで苔そうじ
先ずは甲羅にビッシリ付いた苔を何とかしようとググってみたところ、うがい薬のイソジンと柔らかい歯ブラシで磨くと良いとの情報を得た僕は、早速イソジンと柔らかい歯ブラシでメロンちゃんの甲羅を磨いてみた。
イソジン+柔らかい歯ブラシで磨いたがなかなか頑固な苔である
メロンちゃんの苔そうじ1回目は僕の根気の無さも手伝って、苔が比較的とれやすい凸部分のところだけしか綺麗にならなかった。
あと、苔そうじをしている間はメロンちゃんが暴れることを予想していたのだが、最初の少しの間だけもがいていたものの、すぐに大人しくなり暴れるどころか目を瞑って気持ち良さそうにしていたのは意外だった。
力の入れ加減や歯ブラシの柔らかさ加減がバッチリだったのか、すーっと目を瞑ってホントに気持ち良さそうにしている姿は、もう可愛くて仕方なかった。しかし、その後にも何度か同じようにメロンちゃんの甲羅を磨いたのだけれど、目を瞑って気持ち良さそうにしてくれたのは最初の1回目だけで、2回目以降はもがいて暴れまくったのだった。どういうことやねん。
皮膚に付いた苔は自然にとれるのを待った
頭や前足に付いた苔をイソジンと歯ブラシで磨く訳にもいかないので、皮膚に付いた苔だけは自然にとれるのを待つのが良いだろうと思いそのままにしておいた。
↓のメロンちゃんの甲羅にはもう苔はひとつもなく綺麗なものだ。自然にとれるのを待った頭の苔はV字型に少し残ってはいるが、これから数日後には綺麗になった。
甲羅の苔は磨けばとれたが、皮膚に付いた苔はゴシゴシ擦る訳にもいかないので自然にとれるまでは少し時間がかかった。
という、苔まみれだったベビー時代のメロンちゃんの話でした。
頭に少しV字苔が残るメロンちゃん
愛亀たちの日常①
なんでもない日常の様子
特にこれと言って書くネタもないけれど、せっかく動画を上げたのでブログにも載せとこうと思いまして。
大したオチもなく、ホントにただの日常の風景を撮っただけの動画。この先、このような動画を上げることも少なくないだろう。そんなときは数字だけ変えてこのタイトルにすればタイトル付けるのが楽ちんだ。
いつも纏まりのない長文になってしまい読むのに疲れるブログになっているので、たまには動画を貼って終わりにしときます。
足を喰い千切られた野生個体
準絶滅危惧 (NT)
カメを飼っている、若しくはカメに興味のある者からすれば、ニホンイシガメ(以下イシガメ)は言わずと知れた環境省レッドリストの準絶滅危惧種。正確には準絶滅危惧(NT)というらしい。レッドリストのランクとしては、完全な「絶滅」を一番上として「準絶滅危惧(NT)」は上から7番目の下から3番目に位置する。
どの程度の状況かというと、
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
という感じだそうだ。
これは僕が想像していたよりも意外にもまだ大丈夫という印象を受ける。
実感するのは難しい
昔は身近な自然にイシガメが普通に生息していたという話をネット上でもよく見かける。野生のカメと言えばイシガメだったらしい。
たぶん僕が小学生くらいの頃もそうだったのだろうとは思うが、家の近所にはカメが好む河川があるような環境ではなかったからか、昆虫やザリガニ等は毎日のように捕まえて遊んでいたのだけれど、カメ自体を発見することが殆どなかったので僕にとってはカメはどちらかと言えば珍しい生き物だという思いがあった。
そういうことから僕には「昔に比べてイシガメが減ってしまった」ということを実感することはできない。
例えばイシガメが減ってしまった要因として護岸工事等の開発や外来種のアカミミガメ(通称ミドリガメ)の大繁殖によるイシガメの生息場所の減少ということが言われているが、元々そこにイシガメが生息していたことを知らないので、やっぱり今ひとつピンと来ない。
他の問題も含めてどれも調査した結果のデータから基づいているのだから、確かなことなのだろうとは思ってはいる。
環境省の「現時点での絶滅危険度は小さい」という説明文に加え、実際に地元で野生のイシガメのベビーを偶然に捕まえて飼育した(脱走されてしまったが)こともある僕には、それほど危機意識を高く持つというのは難しい。
但し、あの特定外来生物の実態を知るまでは。
特定外来生物アライグマ
僕の世代だとアライグマと聞いて先ず頭に浮かぶのはTVアニメの『あらいぐまラスカル』と言い切ってもいいだろう。どのへんの世代までが共感できるのかは知らないが、子どもの頃にラスカルを観ていなければアライグマの存在すら知らなかったかもしれない。
そんな有名なラスカルに乗っかった業者がペットとしてのアライグマを大量に日本に持ち込んだが、本来の気性の荒さ等で飼いきれなくなった飼い主が云々、あとは大体いつものパターンで野生化したアライグマ。雑食で何でも食べて、繁殖力が強く天敵もいないので日本で繁殖したい放題のようだ。
イシガメは捕食対象
雑食性で何でも食べるアライグマはイシガメも捕食する。当然クサガメやアカミミガメも捕食対象なのだろうけれど、イシガメが生息する河川の中流域や上流域にアライグマも生息しているからなのかわからないが、イシガメが捕食されることが多く、一気に大量のイシガメがアライグマに捕食されたと思われる形跡が発見されたこともあるらしい。
下のリンクはネット上に公開されている『日本固有種ニホンイシガメの危機』というpdfファイルだが、これにアライグマによる捕食被害にあった野生のイシガメの写真が掲載されている。死骸ならともかく、この姿で生きているというのが辛い。
※生々しい写真が苦手な人は閲覧注意
http://isgs.kyushu-u.ac.jp/ISGSseminar/file/11-1suzuki.pdf
僕はいくつもの動画で四肢のどれかを欠損した野生のイシガメを見たことがあるけれど、野生のイシガメの四肢欠損率が高過ぎて驚いた。
下の2つの動画は川の中にカメラを仕掛けて撮影していたところに偶然イシガメが登場して撮影された動画。偶然に撮影された野生のイシガメ3匹のうち、2匹の前足が欠損しているという事実。
※イシガメのところから動画がスタートするようにしてあります。
ただただ「イシガメがかわいそう」だと思うことしか出来ない
護岸工事やアカミミガメ(他にもクサガメとの交雑や人間による乱獲等と上げればたくさんあるけれど)の問題と何が違うのかと言えば、実際のところの深刻さとしては僕にはわからない。
ただ、このアライグマによる捕食被害状況は実際に調査に参加したりして体験しなくとも、ネット上の情報や写真や動画等を見るだけで充分にショッキングだ。野生のイシガメの危機を感じるには充分過ぎる。
だけれど、自分に何かが出来るということもなく、ただただ「イシガメがかわいそう」だと思うことしか出来ないという。
かわいい侵入者
数日前、帰宅してエンゼルフィッシュの稚魚にエサ(ブラインシュリンプ)をあげようと思い、部屋に入るなりブラインシュリンプのハッチャーの方へと視線を向けると、それの横に置いてあるブラインシュリンプの塩水を洗い流すための水が入ったタッパーの中にちびっ子ヤモリが浮かんでいた。
おやっ?コイツはこないだ廊下にいたちびっ子ヤモリではないか?僕は家の中にヤモリがいても放置する派なのだが、コイツを2回ほど廊下で見かけたことがあり喋りかけたこともあるw
我が家にはたぶん何年も前からヤモリが住み着いている。それまではヤモリなど一度も家では見たことがなかったのに、何年か前に窓ガラスに張り付いているのを見てからは毎年この季節になるとよく見かけるようになった。
昼間は裏の倉庫の中に隠れていて、僕がシャッターを開けるとよく目の前にいて、突然現れた僕にびっくりして一目散にどこかに隠れてしまう。その後ちょっと間を置いてシャッターを開けるとまたすぐ近くにいたりする。そしてまたどこかに隠れる。僕が倉庫のシャッターを開ける度にそれを繰り返している。
夜はヤモリらしく窓ガラスに張り付いている訳だが、今年はデカいヤモリが2階の僕の部屋の網戸にほぼ毎日のように現れる。
今まで僕が抱いていたヤモリの印象としては、キッチン等の窓ガラスに張り付いてじっとしてあまり動かないというイメージだったのだが、今年から僕の部屋の網戸に現れるようになったヤモリはとにかくよく動いている。よく動いて何をしているのかというと、小さい虫を追いかけている。その姿を観察していると結構おもしろかったので動画に撮ろうとしたけれど、そうそういいタイミングで動いてくれず断念。
今までヤモリが窓ガラスに張り付いている理由など考えたこともなかったけれど、明かりに集まってくる虫を捕まえるためだったのだな。とか、今さら気づいた猛暑の夜でした。
『たらい食堂』始めました
『たらい食堂』とは
多くの先人たちが『たらい食堂』を実践しているのをネット上で見て知ってはいたが、どんな塩梅で効果があるのかどうかは実践してみなければ分からない。ということで、やっとこさウチの愛亀たちも『たらい食堂』始めました。
『たらい食堂』とは、水棲ガメの飼育者には付いて回る「凶悪な水質悪化スピードによる水換え頻度との闘い」から少しでも開放されるために、先人たちがあみ出した素晴らしい水棲ガメ給餌システムである。
わざわざややこしい言い方をしないで簡単に言うと、カメの普段の水槽やケージ内の水をエサで汚すのを防ぐために別のタライ等の容器にカメを移し、そこで給餌するというシンプルなものだ。
とりあえずというか、いつものように、この記事を書くためだけに撮った動画をYouTubeに上げてあるので、よろしければご覧ください。
いろんな解説やレクチャー等をしてるブログでよく見かけるメリットとデメリットを箇条書きで書くアレをちょっとやりたかったのでやってみる。
『たらい食堂』のメリット
- ウチの場合、主食が水をよく汚すテトラ・レプトミンスーパーということもあって、水槽内にエサの食べ残しが無くなるとかなり水の臭いが改善された。
- 『たらい食堂』という可愛いネーミングでほっこりした気持ちになれる。
『たらい食堂』のデメリット
- 神経質なニホンイシガメだと突然タライに移されて軽くパニクったりするとエサどころではなくなるときもあり、カメがタライに慣れるまでスグにはエサを食べないという可能性があり時間がかかるかもしれない。
- シンプルな給餌システムとはいえ、毎回タライに水を汲んでまた捨てに行くという動作が飼育環境や住宅事情によっては意外に面倒くさいかもしれない。
- 朝の慌ただしい時間だと給餌後のタライをそのままにして仕事に出掛けることもあり、帰宅する頃にはいい感じに部屋が臭っている。
- 「たらい食堂してるから少々水換えせんでも大丈夫!」と余裕をかましてしまい、水換えのサボリ癖がつく可能性も無きにしもあらず。
デメリットの圧勝!?
デメリットのほうが多いやないかい!と、一見そう思うかもしれないが『たらい食堂』のそもそもの目的は、カメ水槽の水質悪化を抑えることなので、予想以上に水が臭わなくなったことはこれ以上ない最強のメリットである。
あと、上述したように『たらい食堂』というネーミングが可愛くて素晴らしい。可愛らしさを半減させてしまわないようにと、僕は敢えて平仮名で『たらい食堂』と書いているのだから。
その可愛らしいネーミングがメリットになるのか?と問われれば、ノーだけれども、名前も大切であることは間違いない。
デメリットを4つ上げてはみたが、少し気をつけて少し頑張ればどれも大したことではないので気にしなくてもいいだろう(適当)。
糞よりもエサで水が臭う
ウチの愛亀の主食のテトラ・レプトミンスーパーは特に大粒だと散らかって水を汚しやすく、独特の匂いもキツい。
以前、水槽内の陸場に小皿を置いてレプトミンスーパーを入れておいたとき、時間と共に湿気を帯びて半分溶けたようなカスから、糞尿を遥かに凌ぐというか種類の違う感じのとんでもなく気持ちの悪い悪臭が放たれていたことがあった。油断して水槽に顔を突っ込んでその臭いをまともに嗅いでしまった僕は、あまりにもの臭さに戦慄で体が震えたほどだ。
レプトミンスーパーのパッケージに書いてある説明書きには「浮上性スティックタイプなので水を汚しません」と堂々と謳っているが、本気でそう思っているのか、それとも大嘘を書いているのか、そもそも浮上性スティックタイプだと水が汚れないという根拠がわからん、と問いたい。問い詰めたい、小一時間問い詰めたい。
と、レプトミンスーパーをディスってはみたが、いかんせんカメたちからは「わーい!みんな大好きレプトミンスーパー!」というくらいの人気がある。うちのカメーロなんかはよっぽど絶食でもしてない限り、人工餌はレプトミンスーパーしか食べやがらない。
ということで、『たらい食堂』は匂いのキツい人工餌テトラ・レプトミンスーパーしか食べない愛亀の飼い主にとっては、特に有効な給餌システムなのでこれからも続けて行こうと思う。
愛亀たちの母亀
2匹は兄妹か否か
うちの2匹の愛亀の生まれ故郷である東大阪市の石亀ファームさん(以下敬称略)には、カメーロ♂とメロンちゃん♀のそれぞれの母亀がいる。
それぞれ母亀が違うということで僕は最初から2匹は兄妹ではないと決めつけて見てきたのだが、当然それぞれの父亀もそこにはいる。何匹かいる♂の中でどれが父亀なのかはDNA鑑定でもしない限り判らないが、父亀が同じの兄妹だという可能性もなくはない。
というのも、生後間もない頃のカメーロとメロンちゃんは大きさも甲羅の色合いも違い、パッと見でも似ている印象はなかったのだが、小さかった♀のメロンちゃんが成長して♂のカメーロと同じくらいの大きさになった頃の2匹はホントによく似ていたのだ。
甲羅の色合い、顔、全体のフォルム、パッと見では見分けがつかず近寄って尻尾の太さ(♂のカメーロはその頃から尻尾が太くなり始めていた)で確認していたほど似ている時期があった。
単に僕がニホンイシガメ初心者なのでそう見えるだけなのかとか、大きさが同じくらいのニホンイシガメの仔であればどの仔も似ているものなのかもしれない、とか思ってもみたが、さてどうなんだろか。
カメーロ♂の母亀
カメーロが石亀ファームから家に来たとき、一緒にもう一匹ベビーがいたのだけれど、悔やんでも悔やみきれない僕の不注意のせいで脱走を許してしまい行方不明になってしまった。舌の根の乾かぬうちに2回目をやらかしたのだ。
家に来てまだ数日しか経っていなかったのにホントに悔やまれるが、どうか今もどこかで元気に生きていますように。
その行方不明になったベビー(初代メロンちゃん)とカメーロは兄弟で母亀は石亀ファームの美個体の筆頭であるイエローさん。
※写真はかめ吉さんのブログから無断転載ですスミマセン
カメーロの母亀、まさにハイイエローなイエローさん
甲長約20㌢と大柄なイエローさん
メロンちゃんの尻ばかり追いかけているがいつもカメラ目線で愛想の良いイエローさんの息子カメーロ
メロンちゃん♀の母亀
カメーロの兄弟である初代メロンちゃんを自分の度重なる不注意で失い、カメーロも心なしか寂しそうにしていた(都合のいい飼い主)気がした僕は、石亀ファームでイエローさんとは別個体であるオレンジさんの卵が孵化したという情報を知ると、性懲りもなく再び石亀ファームに出向いた。
カメーロのときは4匹だけ残っていた中から選び、一応は予約しておいたということもあってほぼ即決だったのだが、二代目メロンちゃん(以下メロンちゃん)のときは結構な数のベビーがいたため、迷いに迷って選んで連れて来たのが今のメロンちゃん。
メロンちゃんの母亀オレンジさんはイエローさんとは甲羅の柄が違うタイプの美個体
イエローさんより少し小さい甲長約17㌢のオレンジさん
怖がりでなかなか手からエサを食べてくれないけれど美人になったオレンジさんの娘メロンちゃん
石亀ファーム
当時、僕にとって最初のニホンイシガメ(草刈り中に偶然にも発見し捕獲したWC個体のベビー)であるカメ郎を脱走で失った喪失感に耐えられず、地元のペットショップはもちろんのこと、全国のペットショップやブリーダー的な人をネットで探し倒していた。しかし、これといった目ぼしい情報も見つからず次第に気持ちがじりじりしていった。
僕の気持ちがじりじりMAXになったそんななか、辿り着いた石亀ファームかめ吉さんのブログには「ニホンイシガメの卵が孵化し次第に順を追って販売開始」という、僕が待ち望んでいたものがあった
「やっとしっくりくる人に出会えた!(一方的に!)」中山美穂の元旦那の辻仁成ふうに言うと「やっと会えたね」(古っ)である。
そして「ふぅ、これでまたニホンイシガメの世話をする日々を暮らしていけるんだな」という安堵感で満たされたのである。
石亀ファームのかめ吉さんは、その屋号の通りニホンイシガメ専門のブリーダーで、ハイイエローな美個体ベビーの繁殖管理を日々追求されている生粋のニホンイシガメ好き好き人間。ちなみに初心者ではあるものの、僕もニホンイシガメ好き好き人間を自負している。
もし、ニホンイシガメのベビーをお探しで大阪まで行ける人がいたら石亀ファームかめ吉さんのブログを覗いてみて下さい。
石亀ファームかめ吉さんのブログ
カメーロ提訴される
先日の↓この記事での出来事が波紋を呼びカメーロ氏がメロンちゃん氏に提訴されるという事柄が発生した。
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事はメロンちゃん氏が1日の疲れを癒やすため、何時ものようにシェルターの上に登り甲羅干しを満喫していたときに起こった。
誰がどう見ても先客のメロンちゃん氏が甲羅干しをしているシェルター上で、まるでメロンちゃん氏の姿が見えていないかのようにズカズカと上がったうえに、あろう事か甲羅干し中の甲羅に覆い被さるように乗ったかと思えば、前足を頭の上に置いて押さえつけるという、メロンちゃん氏にとって極めて屈辱的な非亀道的な行為をした模様。
メロンちゃん氏は起こっている事の理不尽さと、カメーロ氏の何もなかったかのような涼しい顔のギャップが激し過ぎて訳がわからなくなり混乱したという。現在でもメロンちゃん氏はそのときのカメーロ氏の氷のような涼しい顔を思い出すだけでもパニックになるほど精神的ダメージを引きずっている。
メロンちゃん氏側は、公の場である甲羅干し場においてのカメーロ氏の理不尽な振舞いは許し難く、メロンちゃん氏に相当な屈辱と精神的ダメージを与えると共に何気ない平穏な日常を奪った責任は大きいとして、カメ用高級フード「テトラ・レプトミンスーパー」1年分をカメーロ氏に要求している。
謝罪会見にて神妙な面持ちのカメーロ氏
※この記事はフィクションです
エンゼルフィッシュが産卵していたが
エンゼルフィッシュ夫妻
先ずは動画をご覧ください。
この動画を撮り2日ほど経ってエンゼルフィッシュ水槽を見ると、卵が綺麗さっぱり無くなっていた!
こりゃいかん!と思い、エンゼルフィッシュの産卵に関していろいろ検索してみると、とにかくエンゼルフィッシュの産卵は珍しいものではなく、わりと頻繁に見られるということと、親エンゼルが卵を食べてしまう食卵が多いということがわかった。
エンゼル夫妻の初産卵では稚魚を見ることができなかったが、次回は是非とも稚魚の顔が見たいなんて思っているうちに、早くも2回目の産卵があった!
産卵後に親エンゼルが落ち着けるように水槽を何かで覆って隠すと良いという類のアドバイス記事を読んだのでそのようにして極力、エンゼル夫妻の精神を乱さないようにそっとしておいたのだが、やっぱり卵を食べてしまった。
産卵後に卵を隔離するという選択もあるらしいが、エンゼルフィッシュは子育てをする魚として知られており、実際に子育てするところを是非とも見てみたい。なので隔離はしたくないのだが、さてどうしたもんか。
4つの水槽
エンゼルフィッシュの産卵とはまったく関係ないのだけれど、アクアリウム関連の記事は初めてということで関係ないけど書いておこう。
去年の初夏頃からニホンイシガメを飼い始めた僕は、前々から密かに思っていた熱帯魚にも手を出し、現時点で90㌢カメ水槽の他に、ネオンテトラやコリドラスやヤマトヌマエビ等の主に小型魚を混泳させている60㌢過密混泳水槽と、エンゼルフィッシュとグラミーを混泳させていた(現在はエンゼルフィッシュのみ)60㌢エンゼル水槽と、アベニーパファー専用の20㌢×20㌢×25㌢ほどのアベニー小型水槽と、現時点では合計4つの水槽がある。
YouTubeでアクアリウム系ユーチューバーの動画を見ていると、10個以上の水槽を維持している人や1500水槽等の大型水槽を復数維持している人とかも特に珍しくもないので4つぐらいの水槽なんて楽勝で維持していけるかと思いきや、僕にとっては4つの水槽でも水換えに追われる日々となっている。
水換えにかかる時間をなるべく減らそうと考えつく限りのいろんなことを試してはいるものの、なかなか劇的に楽になる方法は見つけられず未だ試行錯誤中だ。それにしても、二桁以上の水槽を維持している人とかは水換えに毎日どれだけ時間を費やしているのだろうか?それを仕事にしているのなら話は別だけども、そうでなければ二桁以上の数の水槽の水換えなどやってられないと思う。
また後日に僕の水換え方法でも晒そうと思っている。
ニホンイシガメの表情
ニホンイシガメは当然、爬虫類に分類される生き物であり感情のない生き物とされている。しかし、ニホンイシガメを観察しているとそうは思えないほど表情が豊かだと感じる。たぶん、ニホンイシガメだけでなくカメを飼っている人の多くはそう思っているのではないだろうか。
この動画の2匹の表情がそのまま2匹の感情を表しているかどうかはわからないが、面白い表情をしていたので動画に撮ってみた。特にカメーロのこの涼しげなとぼけた顔は普段は見たことがない気がする。他の人に伝わるかどうかわからないが、メロンちゃんの頭の上に前足を置いてこの顔をしているカメーロを見て僕は思わず笑ってしまった。
カメには感情はないかもしれないがニホンイシガメは様々な表情を見せてくれる愛らしい生き物なのです。
愛亀を家の庭に放してみた
頑張り屋のイシガメ
カメーロが家に来た去年の夏、家の庭の一部にレンガを積んで周りを囲い、簡単にその範囲から出られないようにしておいた上で、その中に放して遊ばせていた。
そのレンガが去年のまま放置してあるのだけれど、当たり前だが去年のままの高さでは今のカメーロたちにとって低すぎて簡単に乗り越えてしまうので、レンガを積み直して高さを修正してその中に放して遊ばせてみた。
愛亀たちを見ていていつも思うのだけれど、イシガメ(だけではないと思うが自分は他種を知らないので)は例えばレンガ等の壁で行く手を阻まれると、レンガ沿いに歩きながら行けそうな所を探して考えているかのようにキョロキョロと見て回り(僕にはこの姿が知的に見える)、目ぼしい所を見つけるとそれを乗り越えようとする。
失敗しても何度も挑戦する。人間から見て「全然足が届いてないから無理無理」と見兼ねて別の場所に移動させても、頑固なイシガメはまた元の場所に戻って同じ挑戦を繰り返し、そうこうしているうちに成功してしまう。
イシガメというのはホントに頑固で我慢強く頑張る生き物だと感心させられる。
心ここに在らず
愛亀を普段の生活空間ではない慣れない場所に連れて行くとエサにも興味を示さなくなり、カメ同士お互いが空気のような存在になるのか、まったくお互いに興味を示さなくなる。普段のカメーロはメロンちゃんの後ばかり追いかけ求愛行動を繰り返しているクセに、慣れない外に連れて来た途端にメロンちゃんが目の前を通ってもスルーする。
野生のニホンイシガメの運動量(主に歩く距離等)は相当なものだと何かで読んだことがあるけれど、愛亀を庭に放して観察していると確かにそう思う。そこに壁があれば乗り越えてもっと遠くに行こうとする。飼い主から逃げようとしている訳ではなく(そう思いたいw)、本能的にそういう生き物なのだと思う。
外からいつもの慣れた水槽に戻すとリラックスしてまったりしている愛亀たち。すぐにカメーロはメロンちゃんを追いかけ回し、あまりにもしつこいとたまに噛まれたりしている平和なひととき。水槽に戻すと日常の愛亀たちにすぐ戻る。
僕にできることは、愛亀たちにとって快適な生活空間を作ること。これからも試行錯誤しながらカメーロが脱走する気が起こらなくなるほどの快適な空間を作りたい。
カメーロに水槽を見せてみた
エンゼルフィッシュに睨まれる
僕はときどき愛亀たちに熱帯魚の水槽を見せてみる。カメを熱帯魚の水槽に入れるというのではなく外から覗かせるだけだが、けっこう興味深そうにキョロキョロと魚たちを見ている姿がおもしろい。
カメーロを水槽に近づけてみると、縄張り意識が強くけっこう気も強いアルビノのエンゼルフィッシュが近寄って来てカメーロの顔の真ん前に来てジーっと睨んでいるように見える。そして睨まれているカメーロがかわいい。
iPhoneで撮った縦長の動画だったので横長に修正すると肝心なところが切れてしまうため、YouTubeに上げた動画は横倒しのちょっと見難い動画になってしまった。
愛くるしいやつを繋げてみた
愛亀の寝ぼけまなこ集
これはYouTubeに動画だけ上げてブログに書くのを忘れていた動画で、カメーロが生後3ヶ月頃に1週間ほどの期間で毎朝なんとなくコツコツ撮り溜めていた動画が可愛すぎたので繋げて編集してみた。
二代目メロンちゃん
上の動画のラストに登場するメロンちゃんの名前の解説を少し。
このブログでは現在は行方不明の初代メロンちゃんと、現在の(二代目)メロンちゃんが登場する。
初代メロンちゃんの「メロンちゃん」という名前を、そっくりそのまま(二代目)メロンちゃんが引き継いだことでややこしくなってしまった。
ややこしさを回避するために旧メロンちゃんを「初代メロンちゃん」として、現在の(二代目)メロンちゃんを現状維持の「メロンちゃん」としている。
ところで、メロンちゃんの名前の由来だが、そもそも僕がカメ(他のどんな動物にでも)にこういう女子っぽい名前を付けることはありえない。
なので名付け親は僕ではないのだが、人前で名前を呼ぶのも恥ずかしいほどの女子っぽさ満載な名前に懐疑的だった僕が、「なんでメロンちゃんやねん」と名付け親に問うてみたところ「初代メロンちゃんの甲羅がメロンパンに似ていたから」とのこと。
それまで懐疑的で絶対にそんな可愛らし過ぎる名前は許さん!と思ってた僕だが「ふ~ん、まぁそれやったら許しといたる」と、何故か納得してしまった。
名前の由来は、今はいない初代メロンちゃんからのものではあるが、初代がスグにいなくなってしまった寂しさから家に迎え入れたので、自然の流れで名前を引き継いでもらった。
良い名前だし(←いつの間にか気に入っている)。しかも、偶然だけど結果的にメスだったし正解だ。
サイドバーの2匹の愛亀紹介の欄でメロンちゃんの『「ちゃん」までが名前』と書いてあるのは別にふざけてるのではなく、「メロン」なんて呼び捨てにしたことは一度もない。
「メロンちゃん」という名前への拘りを熱く語ってしまったが、人前で呼ぶのはやっぱりちょっと恥ずかしい名前ではある。
下の動画はメロンちゃんが来たその夜に撮った動画を、このブログを書きながら急遽YouTubeに上げてきた動画。
流木に登って寝ているのがメロンちゃんで、たまに端っこのほうに映り込むのがカメーロ。
メロンちゃんの名前ばかり恥ずかしい名前みたいに言ってしまったが、もし人前で「こっちおいでカメーロ!」とか、カメに向かって「カメーロ」なんて名前を呼んでいたら、クスクスと笑われるに違いない。僕なら笑う。
愛亀カメーロに男の戦いを挑んでみた
カメーロ vs 飼い主
前回までは回想録的なことを書いてきたけれども、ここらへんからは現在進行形の愛亀たちのことを書いていこうと思う。愛亀たちのことを書くと言うものの、我ながらしょうもないネタ動画を作ってしまったので、それを恥ずかしげもなく晒したいと思う。
何の説明もなしにこの動画を見せられた人は、ポカーンとなる可能性が高いかもしれないので一応、説明しておくほうがいいだろう。
甲羅のコケ掃除専用歯ブラシで僕が水槽にいるメロンちゃんをかまってみたところ、意外にもメロンちゃんがいい反応して歯ブラシを追いかけるような動きを見せたのだ。これは愛亀の可愛いオモシロ動画を撮るチャンスだと思った僕は、とりあえずその歯ブラシをメロンちゃんの顔の前で揺らして反応を伺いながら、暫くのあいだ水槽にいる2匹を撮り続けた。
後にその動画に「飼い主選手」と「カメーロ選手」がメロンちゃんの気を引いたほうが勝ちという男の勝負をしているという体の実況風の字幕を付けて完成した。
ご覧の通りなかなかのしょうもない動画に仕上がっているのがお分かりだろう。メロンちゃんが歯ブラシに反応したのは最初だけで、あとは殆どスルーされているのが痛々しい。
カメーロの役どころは「飼い主選手に完敗するうえに、求愛行動がしつこい非モテ変態イシガメ」という、おいしい役どころなのである。
chカメーロ
少し話が逸れるが、このブログを始める前からスマホで撮り溜めた愛亀動画はいっぱいあったものの、YouTubeに上げるほどのものではないと思っていたので一つも上げてはいなかった。
今でもそう思ってはいるが、はてなブログで動画を公開しようと思うと、どこかの動画共有サービスに上げるしかない。
僕がこのブログを始めた最大の理由は、かわいいかわいい我が愛亀の写真や動画を誰に気兼ねすることなく見せびらかしたいからだ。
今の時代、かわいいペットを見せびらかすには写真だけでは物足りない。やっぱり動画で動いてる愛亀を見せびらかしたいという欲求を抑えることはできないのだ。
なので、どうせどこかの動画共有サービスを使う必要があるのだからYouTubeでいいじゃないということで、このブログで動画公開するためだけに作ったチャンネルが↓コレだ。
動物動画の中でも結構マイナーな部類に入るであろうカメ動画だが、僕はYouTubeにあるニホンイシガメの動画は殆ど視聴済みだと自負している。
新しいニホンイシガメ動画がオススメ動画として出てくるとサムネイルを見ただけで、おや?っと気付くくらいにはニホンイシガメ動画は見尽くしている。
このブログ共々、chカメーロもよろしくお願いします。