イシガメは悩ましい

愛亀ときどきアクアリウム

愛亀たちの母亀

2匹は兄妹か否か

うちの2匹の愛亀の生まれ故郷である東大阪市の石亀ファームさん(以下敬称略)には、カメーロ♂とメロンちゃん♀のそれぞれの母亀がいる。

それぞれ母亀が違うということで僕は最初から2匹は兄妹ではないと決めつけて見てきたのだが、当然それぞれの父亀もそこにはいる。何匹かいる♂の中でどれが父亀なのかはDNA鑑定でもしない限り判らないが、父亀が同じの兄妹だという可能性もなくはない。

というのも、生後間もない頃のカメーロとメロンちゃんは大きさも甲羅の色合いも違い、パッと見でも似ている印象はなかったのだが、小さかった♀のメロンちゃんが成長して♂のカメーロと同じくらいの大きさになった頃の2匹はホントによく似ていたのだ。

甲羅の色合い、顔、全体のフォルム、パッと見では見分けがつかず近寄って尻尾の太さ(♂のカメーロはその頃から尻尾が太くなり始めていた)で確認していたほど似ている時期があった。

単に僕がニホンイシガメ初心者なのでそう見えるだけなのかとか、大きさが同じくらいのニホンイシガメの仔であればどの仔も似ているものなのかもしれない、とか思ってもみたが、さてどうなんだろか。

 カメーロ♂の母亀

カメーロが石亀ファームから家に来たとき、一緒にもう一匹ベビーがいたのだけれど、悔やんでも悔やみきれない僕の不注意のせいで脱走を許してしまい行方不明になってしまった。舌の根の乾かぬうちに2回目をやらかしたのだ。

家に来てまだ数日しか経っていなかったのにホントに悔やまれるが、どうか今もどこかで元気に生きていますように。

その行方不明になったベビー(初代メロンちゃん)とカメーロは兄弟で母亀は石亀ファームの美個体の筆頭であるイエローさん。

※写真はかめ吉さんのブログから無断転載ですスミマセン

カメーロの母亀、まさにハイイエローなイエローさんf:id:kameroch:20180704033058j:plain

甲長約20㌢と大柄なイエローさんf:id:kameroch:20180704033101j:plain

メロンちゃんの尻ばかり追いかけているがいつもカメラ目線で愛想の良いイエローさんの息子カメーロf:id:kameroch:20180706071151j:plain

メロンちゃん♀の母亀

カメーロの兄弟である初代メロンちゃんを自分の度重なる不注意で失い、カメーロも心なしか寂しそうにしていた(都合のいい飼い主)気がした僕は、石亀ファームでイエローさんとは別個体であるオレンジさんの卵が孵化したという情報を知ると、性懲りもなく再び石亀ファームに出向いた。

カメーロのときは4匹だけ残っていた中から選び、一応は予約しておいたということもあってほぼ即決だったのだが、二代目メロンちゃん(以下メロンちゃん)のときは結構な数のベビーがいたため、迷いに迷って選んで連れて来たのが今のメロンちゃん。

メロンちゃんの母亀オレンジさんはイエローさんとは甲羅の柄が違うタイプの美個体f:id:kameroch:20180704033052j:plain

イエローさんより少し小さい甲長約17㌢のオレンジさんf:id:kameroch:20180704033055j:plain

怖がりでなかなか手からエサを食べてくれないけれど美人になったオレンジさんの娘メロンちゃんf:id:kameroch:20180727072259j:plain

石亀ファーム

当時、僕にとって最初のニホンイシガメ(草刈り中に偶然にも発見し捕獲したWC個体のベビー)であるカメ郎を脱走で失った喪失感に耐えられず、地元のペットショップはもちろんのこと、全国のペットショップやブリーダー的な人をネットで探し倒していた。しかし、これといった目ぼしい情報も見つからず次第に気持ちがじりじりしていった。

僕の気持ちがじりじりMAXになったそんななか、辿り着いた石亀ファームかめ吉さんのブログには「ニホンイシガメの卵が孵化し次第に順を追って販売開始」という、僕が待ち望んでいたものがあった

「やっとしっくりくる人に出会えた!(一方的に!)」中山美穂の元旦那の辻仁成ふうに言うと「やっと会えたね」(古っ)である。

そして「ふぅ、これでまたニホンイシガメの世話をする日々を暮らしていけるんだな」という安堵感で満たされたのである。

 関連記事kamero.hatenablog.com

 石亀ファームのかめ吉さんは、その屋号の通りニホンイシガメ専門のブリーダーで、ハイイエローな美個体ベビーの繁殖管理を日々追求されている生粋のニホンイシガメ好き好き人間。ちなみに初心者ではあるものの、僕もニホンイシガメ好き好き人間を自負している。

もし、ニホンイシガメのベビーをお探しで大阪まで行ける人がいたら石亀ファームかめ吉さんのブログを覗いてみて下さい。

石亀ファームかめ吉さんのブログ

nihonishigame.blog.fc2.com

カメーロ提訴される

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先日の↓この記事での出来事が波紋を呼びカメーロ氏がメロンちゃん氏に提訴されるという事柄が発生した。

関連記事

kamero.hatenablog.com

事はメロンちゃん氏が1日の疲れを癒やすため、何時ものようにシェルターの上に登り甲羅干しを満喫していたときに起こった。

誰がどう見ても先客のメロンちゃん氏が甲羅干しをしているシェルター上で、まるでメロンちゃん氏の姿が見えていないかのようにズカズカと上がったうえに、あろう事か甲羅干し中の甲羅に覆い被さるように乗ったかと思えば、前足を頭の上に置いて押さえつけるという、メロンちゃん氏にとって極めて屈辱的な非亀道的な行為をした模様。

メロンちゃん氏は起こっている事の理不尽さと、カメーロ氏の何もなかったかのような涼しい顔のギャップが激し過ぎて訳がわからなくなり混乱したという。現在でもメロンちゃん氏はそのときのカメーロ氏の氷のような涼しい顔を思い出すだけでもパニックになるほど精神的ダメージを引きずっている。

メロンちゃん氏側は、公の場である甲羅干し場においてのカメーロ氏の理不尽な振舞いは許し難く、メロンちゃん氏に相当な屈辱と精神的ダメージを与えると共に何気ない平穏な日常を奪った責任は大きいとして、カメ用高級フード「テトラ・レプトミンスーパー」1年分をカメーロ氏に要求している。

謝罪会見にて神妙な面持ちのカメーロ氏f:id:kameroch:20180708111542j:plain

 ※この記事はフィクションです

エンゼルフィッシュが産卵していたが

エンゼルフィッシュ夫妻

先ずは動画をご覧ください。

この動画を撮り2日ほど経ってエンゼルフィッシュ水槽を見ると、卵が綺麗さっぱり無くなっていた!

こりゃいかん!と思い、エンゼルフィッシュの産卵に関していろいろ検索してみると、とにかくエンゼルフィッシュの産卵は珍しいものではなく、わりと頻繁に見られるということと、親エンゼルが卵を食べてしまう食卵が多いということがわかった。

エンゼル夫妻の初産卵では稚魚を見ることができなかったが、次回は是非とも稚魚の顔が見たいなんて思っているうちに、早くも2回目の産卵があった!

産卵後に親エンゼルが落ち着けるように水槽を何かで覆って隠すと良いという類のアドバイス記事を読んだのでそのようにして極力、エンゼル夫妻の精神を乱さないようにそっとしておいたのだが、やっぱり卵を食べてしまった。

産卵後に卵を隔離するという選択もあるらしいが、エンゼルフィッシュは子育てをする魚として知られており、実際に子育てするところを是非とも見てみたい。なので隔離はしたくないのだが、さてどうしたもんか。

4つの水槽

エンゼルフィッシュの産卵とはまったく関係ないのだけれど、アクアリウム関連の記事は初めてということで関係ないけど書いておこう。

去年の初夏頃からニホンイシガメを飼い始めた僕は、前々から密かに思っていた熱帯魚にも手を出し、現時点で90㌢カメ水槽の他に、ネオンテトラやコリドラスやヤマトヌマエビ等の主に小型魚を混泳させている60㌢過密混泳水槽と、エンゼルフィッシュとグラミーを混泳させていた(現在はエンゼルフィッシュのみ)60㌢エンゼル水槽と、アベニーパファー専用の20㌢×20㌢×25㌢ほどのアベニー小型水槽と、現時点では合計4つの水槽がある。

YouTubeでアクアリウム系ユーチューバーの動画を見ていると、10個以上の水槽を維持している人や1500水槽等の大型水槽を復数維持している人とかも特に珍しくもないので4つぐらいの水槽なんて楽勝で維持していけるかと思いきや、僕にとっては4つの水槽でも水換えに追われる日々となっている。

水換えにかかる時間をなるべく減らそうと考えつく限りのいろんなことを試してはいるものの、なかなか劇的に楽になる方法は見つけられず未だ試行錯誤中だ。それにしても、二桁以上の水槽を維持している人とかは水換えに毎日どれだけ時間を費やしているのだろうか?それを仕事にしているのなら話は別だけども、そうでなければ二桁以上の数の水槽の水換えなどやってられないと思う。

また後日に僕の水換え方法でも晒そうと思っている。

ニホンイシガメの表情

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ニホンイシガメは当然、爬虫類に分類される生き物であり感情のない生き物とされている。しかし、ニホンイシガメを観察しているとそうは思えないほど表情が豊かだと感じる。たぶん、ニホンイシガメだけでなくカメを飼っている人の多くはそう思っているのではないだろうか。

 

この動画の2匹の表情がそのまま2匹の感情を表しているかどうかはわからないが、面白い表情をしていたので動画に撮ってみた。特にカメーロのこの涼しげなとぼけた顔は普段は見たことがない気がする。他の人に伝わるかどうかわからないが、メロンちゃんの頭の上に前足を置いてこの顔をしているカメーロを見て僕は思わず笑ってしまった。

カメには感情はないかもしれないがニホンイシガメは様々な表情を見せてくれる愛らしい生き物なのです。

愛亀を家の庭に放してみた

頑張り屋のイシガメ

カメーロが家に来た去年の夏、家の庭の一部にレンガを積んで周りを囲い、簡単にその範囲から出られないようにしておいた上で、その中に放して遊ばせていた。

そのレンガが去年のまま放置してあるのだけれど、当たり前だが去年のままの高さでは今のカメーロたちにとって低すぎて簡単に乗り越えてしまうので、レンガを積み直して高さを修正してその中に放して遊ばせてみた。

 愛亀たちを見ていていつも思うのだけれど、イシガメ(だけではないと思うが自分は他種を知らないので)は例えばレンガ等の壁で行く手を阻まれると、レンガ沿いに歩きながら行けそうな所を探して考えているかのようにキョロキョロと見て回り(僕にはこの姿が知的に見える)、目ぼしい所を見つけるとそれを乗り越えようとする。

失敗しても何度も挑戦する。人間から見て「全然足が届いてないから無理無理」と見兼ねて別の場所に移動させても、頑固なイシガメはまた元の場所に戻って同じ挑戦を繰り返し、そうこうしているうちに成功してしまう。

イシガメというのはホントに頑固で我慢強く頑張る生き物だと感心させられる。

心ここに在らず

愛亀を普段の生活空間ではない慣れない場所に連れて行くとエサにも興味を示さなくなり、カメ同士お互いが空気のような存在になるのか、まったくお互いに興味を示さなくなる。普段のカメーロはメロンちゃんの後ばかり追いかけ求愛行動を繰り返しているクセに、慣れない外に連れて来た途端にメロンちゃんが目の前を通ってもスルーする。

野生のニホンイシガメの運動量(主に歩く距離等)は相当なものだと何かで読んだことがあるけれど、愛亀を庭に放して観察していると確かにそう思う。そこに壁があれば乗り越えてもっと遠くに行こうとする。飼い主から逃げようとしている訳ではなく(そう思いたいw)、本能的にそういう生き物なのだと思う。

外からいつもの慣れた水槽に戻すとリラックスしてまったりしている愛亀たち。すぐにカメーロはメロンちゃんを追いかけ回し、あまりにもしつこいとたまに噛まれたりしている平和なひととき。水槽に戻すと日常の愛亀たちにすぐ戻る。

僕にできることは、愛亀たちにとって快適な生活空間を作ること。これからも試行錯誤しながらカメーロが脱走する気が起こらなくなるほどの快適な空間を作りたい。

カメーロに水槽を見せてみた

エンゼルフィッシュに睨まれる

僕はときどき愛亀たちに熱帯魚の水槽を見せてみる。カメを熱帯魚の水槽に入れるというのではなく外から覗かせるだけだが、けっこう興味深そうにキョロキョロと魚たちを見ている姿がおもしろい。

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カメーロを水槽に近づけてみると、縄張り意識が強くけっこう気も強いアルビノのエンゼルフィッシュが近寄って来てカメーロの顔の真ん前に来てジーっと睨んでいるように見える。そして睨まれているカメーロがかわいい。

iPhoneで撮った縦長の動画だったので横長に修正すると肝心なところが切れてしまうため、YouTubeに上げた動画は横倒しのちょっと見難い動画になってしまった。

 

愛くるしいやつを繋げてみた

愛亀の寝ぼけまなこ集

これはYouTubeに動画だけ上げてブログに書くのを忘れていた動画で、カメーロが生後3ヶ月頃に1週間ほどの期間で毎朝なんとなくコツコツ撮り溜めていた動画が可愛すぎたので繋げて編集してみた。

 

 二代目メロンちゃん

上の動画のラストに登場するメロンちゃんの名前の解説を少し。

このブログでは現在は行方不明の初代メロンちゃんと、現在の(二代目)メロンちゃんが登場する。

初代メロンちゃんの「メロンちゃん」という名前を、そっくりそのまま(二代目)メロンちゃんが引き継いだことでややこしくなってしまった。

ややこしさを回避するために旧メロンちゃんを「初代メロンちゃん」として、現在の(二代目)メロンちゃんを現状維持の「メロンちゃん」としている。

ところで、メロンちゃんの名前の由来だが、そもそも僕がカメ(他のどんな動物にでも)にこういう女子っぽい名前を付けることはありえない。

なので名付け親は僕ではないのだが、人前で名前を呼ぶのも恥ずかしいほどの女子っぽさ満載な名前に懐疑的だった僕が、「なんでメロンちゃんやねん」と名付け親に問うてみたところ「初代メロンちゃんの甲羅がメロンパンに似ていたから」とのこと。

それまで懐疑的で絶対にそんな可愛らし過ぎる名前は許さん!と思ってた僕だが「ふ~ん、まぁそれやったら許しといたる」と、何故か納得してしまった。

名前の由来は、今はいない初代メロンちゃんからのものではあるが、初代がスグにいなくなってしまった寂しさから家に迎え入れたので、自然の流れで名前を引き継いでもらった。

良い名前だし(←いつの間にか気に入っている)。しかも、偶然だけど結果的にメスだったし正解だ。

サイドバーの2匹の愛亀紹介の欄でメロンちゃんの『「ちゃん」までが名前』と書いてあるのは別にふざけてるのではなく、「メロン」なんて呼び捨てにしたことは一度もない。

「メロンちゃん」という名前への拘りを熱く語ってしまったが、人前で呼ぶのはやっぱりちょっと恥ずかしい名前ではある。

 

下の動画はメロンちゃんが来たその夜に撮った動画を、このブログを書きながら急遽YouTubeに上げてきた動画。

流木に登って寝ているのがメロンちゃんで、たまに端っこのほうに映り込むのがカメーロ。

 

メロンちゃんの名前ばかり恥ずかしい名前みたいに言ってしまったが、もし人前で「こっちおいでカメーロ!」とか、カメに向かって「カメーロ」なんて名前を呼んでいたら、クスクスと笑われるに違いない。僕なら笑う。

愛亀カメーロに男の戦いを挑んでみた

カメーロ vs 飼い主

前回までは回想録的なことを書いてきたけれども、ここらへんからは現在進行形の愛亀たちのことを書いていこうと思う。愛亀たちのことを書くと言うものの、我ながらしょうもないネタ動画を作ってしまったので、それを恥ずかしげもなく晒したいと思う。

何の説明もなしにこの動画を見せられた人は、ポカーンとなる可能性が高いかもしれないので一応、説明しておくほうがいいだろう。

甲羅のコケ掃除専用歯ブラシで僕が水槽にいるメロンちゃんをかまってみたところ、意外にもメロンちゃんがいい反応して歯ブラシを追いかけるような動きを見せたのだ。これは愛亀の可愛いオモシロ動画を撮るチャンスだと思った僕は、とりあえずその歯ブラシをメロンちゃんの顔の前で揺らして反応を伺いながら、暫くのあいだ水槽にいる2匹を撮り続けた。

後にその動画に「飼い主選手」と「カメーロ選手」がメロンちゃんの気を引いたほうが勝ちという男の勝負をしているという体の実況風の字幕を付けて完成した。

chカメーロ - YouTube

ご覧の通りなかなかのしょうもない動画に仕上がっているのがお分かりだろう。メロンちゃんが歯ブラシに反応したのは最初だけで、あとは殆どスルーされているのが痛々しい。

カメーロの役どころは「飼い主選手に完敗するうえに、求愛行動がしつこい非モテ変態イシガメ」という、おいしい役どころなのである。

chカメーロ

少し話が逸れるが、このブログを始める前からスマホで撮り溜めた愛亀動画はいっぱいあったものの、YouTubeに上げるほどのものではないと思っていたので一つも上げてはいなかった。

今でもそう思ってはいるが、はてなブログで動画を公開しようと思うと、どこかの動画共有サービスに上げるしかない。

僕がこのブログを始めた最大の理由は、かわいいかわいい我が愛亀の写真や動画を誰に気兼ねすることなく見せびらかしたいからだ。

今の時代、かわいいペットを見せびらかすには写真だけでは物足りない。やっぱり動画で動いてる愛亀を見せびらかしたいという欲求を抑えることはできないのだ。

なので、どうせどこかの動画共有サービスを使う必要があるのだからYouTubeでいいじゃないということで、このブログで動画公開するためだけに作ったチャンネルが↓コレだ。

www.youtube.com

動物動画の中でも結構マイナーな部類に入るであろうカメ動画だが、僕はYouTubeにあるニホンイシガメの動画は殆ど視聴済みだと自負している。

新しいニホンイシガメ動画がオススメ動画として出てくるとサムネイルを見ただけで、おや?っと気付くくらいにはニホンイシガメ動画は見尽くしている。

このブログ共々、chカメーロもよろしくお願いします。

カメは脱走の名人

初代メロンちゃん

前回、「初代メロンちゃんは今現在のメロンちゃんとは別亀」という話に少し触れたが、それはどういうことかというと、初代メロンちゃんはいなくなってしまったということ。そう、またもや脱走されてしまったのだ。

自分の油断からカメ郎に脱走させてしまい、そのことで精神的ダメージを負い、悔んで悔んでシクシク泣いていたクセに、またやらかしてしまったのだ。しかも、初代メロンちゃんを迎え入れて1週間ほどしか経ってなかったのに。我ながら何たる失態。

カメ郎の脱走で精神的ダメージを引きずり、あれほど悔やんで悔やんでシクシク泣いていたクセに、まだ昨日の今日と言っても言い過ぎではないほどの短期間に同じことをやらかした自分が不甲斐ないというより、何やら恥ずかしい気持ちになった。僕がカメを飼い始めたことを知っている身近な人にも恥ずかしくて言えずに黙っていたくらい恥ずかしい気持ちになった。

そんなことより、僕のせいで初代メロンちゃんは厳しい自然界で生きるしかなくなってしまった。カメ郎の場合は元々WC(野生)個体だったが、初代メロンちゃんはCB(繁殖)個体なので普通にいけば厳しい自然界に放たれることはなかったのに。

どちらが幸せなのかは別として、まだ生まれて間もないベビーなので自然界で生きていけるのか心配だ。近所にはカラスはもちろんのこと、シラサギやらクロサギやらイシガメのベビーを丸呑みしそうな大きめの鳥類が結構いる。それに、あんな小さい体で無事に冬を越せるのかとか考えると心配事は尽きない。

一匹石亀(一匹狼ふうに)

自然界でのカメは卵から孵ったその後は、ずっと1匹だけで生きていく。ドブ川とかにアカミミガメ(ミドリガメ)が大量にいるのを見ると群れて暮らしているように見えてしまうのだが、あれは群れているのではなく、カメにとっての好条件な生活場所というのが限られてくるため、必然的に同じ場所に集まってしまうだけであって群れを作っている訳ではない。基本的にカメは単独で生活する生き物なのだ。

それにしても、卵から孵ってから誰の世話にもならずに1匹で生きていくって、あらためて考えると凄いな。哺乳類はもちろんのこと、鳥類でも一般的に卵から孵って飛べるようになるまでは親にエサを与えてもらわなければ死んでしまうのに、孵化したばかりのカメのベビーはスグに自立して1匹で生きていけるし、長生きもする。

カメは2億年以上前の恐竜の時代から独特の進化を続けてきた生き物なので、奥が深く、不思議で、しかも愛らしい生き物である。

初代メロンちゃんから話が逸れてしまったけれども、僕のせいで厳しい自然界で生きていくことになってしまった初代メロンちゃんだが、今頃は無事に冬眠からも覚めてエサも食べだして元気に動き始めているに違いない。

脱走直前の初代メロンちゃん

少し臆病なベビーだったカメーロはメダカのプラ船で泳がせるといつもホテイアオイの根っこに掴まって隠れてばかりいたが、初代メロンちゃんは比較的、スグに隠れてしまうこともなく、自ら泳いで浮島に乗るような活発なベビーだった。

下のムービーはホテイアオイの根っこに掴まって隠れているカメーロを引っ張り出してカメの浮島に乗せたら、初代メロンちゃんがどこからともなく泳いで現れて自ら浮島に上陸して最後にカメーロの甲羅に、そっと手を置いたようにも見えるムービー。

ちなみに、このムービーの直後に僕がメダカに背を向けてちょっとした作業をしていた、ほんのちょっとの間に初代メロンちゃんはいなくなってしまった(泣)

 

ニホンイシガメ探しの旅

www.kameero.com

 ↑前回の記事から話が続いています。

イシガメの世話がしたい

ある日突然カメ郎を失い、志半ばでイシガメ飼育を断たれてしまった僕の心は病んだ。自分の不注意を悔い、ポツンと寂しく置いてあるカメ郎のいない飼育ケージを見る度にシクシク泣いた。

やりきれない気持ちの每日で無気力状態になり仕事も辞め、もちろんまっ昼間から酒浸りの日々…  と、そこまで荒れはしなかったが、地味にダメージを引きずって常に何やらモヤモヤしたような気持ちでいるような日々を過ごしていた。

「そうだ、イシガメを捕まえに行こう!」

そんなモヤモヤした気持ちを何とかするには、もう一度イシガメを飼育して世話をする日々を取り戻すしかない。

カメ郎がいた場所を探せばまだベビーがいるのではないか?いや、カメ郎との出会いは奇跡に近い。そんな確率の低過ぎることにチャレンジしてる場合ではない。今や準絶滅危惧種のニホンイシガメの、しかもベビーがそんな簡単に捕獲できる筈がないだろう。

イシガメ捕獲作戦は10秒でボツになった。

 イシガメが売っていない

捕獲作戦がダメならば残るは買いに行く作戦しかない。先ずはどこにイシガメが売っているのか調査した結果、すべてのペットショップを見て回ったり調べたりした訳ではないが、ネットや人伝いの情報を総合的に見て自分なりに判断したところ、僕は地元のペットショップは全滅だと断定した。

さらに地域を限定せずにネットで検索してみると多種多様なカメが売られていたが、結構な値のする海外の品種が多かった。ニホンイシガメも売られてはいたが、既にSOLD OUT!となっていたり、ベビーではなく成長した個体だったり。僕はイシガメをベビーから育てて成長を見ていきたいので既に成長していては話にならない。

 石亀ファーム

ネットでの検索をしているうちにニホンイシガメのブリーダーの存在を知る。仕事として多種多様なカメをブリードしている人、趣味の延長でしている人とか様々だが、その中でもニホンイシガメ専門のブリーダーを発見!しかも、東大阪(僕は三重在住)なので楽勝で行ける!

買いに行く作戦開始から初めて良い予感しかしないところを見つけた。その名は『石亀ファーム』石亀ファームのかめ吉さんのブログ『目指せ!ハイイエロー ニホンイシガメ飼育日記』の記事の中に「ニホンイシガメの卵が孵化し次第に順を追って販売開始」という内容の記事があった。

それ以降、僕はそのブログを每日チェックして卵が孵化するのを楽しみに待った。イシガメが腕の力だけで陸場に上がるのが苦しいとき、前に重心をかけることで体を陸場に乗せようと前方に限界まで首を伸ばす*1ときぐらいに、首を長くして待った。

 カメーロが来た日

石亀ファームの卵の孵化をまだかまだかと待ち続け、やっとその日がきた。石亀ファームにメッセージを送ると週末ならOKという返信を頂き「直接ベビーを見て好きな仔を選んでいってください。」とのこと。

そして僕はその週末、東大阪の石亀ファームにかっ飛んで行き我が愛亀となる予定の仔を、予定外にもう1匹追加して、合計2匹のニホンイシガメのベビーを連れて帰って来たのだった。

買いに行く作戦は成功したった。

 ↓まだ10㌘ちょっとしかないちっちゃいときのカメーロf:id:kameroch:20180421082342j:plain

↓腹甲側から見てもかわいいちっちゃいときのカメーロf:id:kameroch:20180421082217j:plain

↓初代メロンちゃんは兄弟の中で一番イエローが強く出ているベビーだったf:id:kameroch:20180421082405j:plain

↓まだ腹甲にヨークサックの跡がある初代メロンちゃんf:id:kameroch:20180421082258j:plain

初代メロンちゃんは今現在のメロンちゃんとは別亀で、その話はまた今度。

↓2匹が来た日のムービー

*1:カメを飼っている人にしか伝わらないネタ

カメ郎ロス症候群

カメ郎

僕がニホンイシガメを飼い始めたのは、仕事中の土場で偶然ニホンイシガメのWC(野生)個体を発見したことがきっかけとなる。まだ生まれて間もないようなそのニホンイシガメのベビーの可愛らしさに心奪われ、思わず家に連れて帰ってしまい「カメ郎」と名付ける。この日からイシガメ中心の生活が始まった。

↓早足で逃げようとしていた野生のカメ郎f:id:kameroch:20180415075136j:plain

↓頭を完全に引っ込めてちっこい体で防御態勢になる野生のカメ郎f:id:kameroch:20180415075142j:plain

 脱走

前記事で家の愛亀としてカメーロ♂とメロンちゃん♀を紹介したけれども、このカメ郎はどこへ行ったのかというと… 実は脱走していなくなってしまった(泣)

カメ郎を愛亀として家に迎えてからというもの、暇さえあればカメ郎の世話をしたり、ネットでニホンイシガメに関しての情報収集をしたり、ペットショップに何か目ぼしいカメグッズはないのかと物色しに行ったり、写真や動画を撮りまくったり、完全にカメ中心の生活になった。

そんなカメ中心の生活が1ヶ月ほど経ったある日、いつものように庭でカメ郎に日光浴を兼ねた運動をさせているときのこと。ほんの少し目を離した隙きに姿を見失い行方不明になってしまった。

僕がカメを飼い始めたことを知っている友人知人等には「脱走されてしもたわw」と笑い話のように話していたものの、ホントのところ突然カメ郎を失ったショックは大きく、結構な精神的ダメージを受けた。「カメ郎ロス症候群」となったと言っても言い過ぎではないだろう。いやホントに。

行方不明になって数日が過ぎてからも、ふと「ひょっとしたらまだ庭でうろうろしとるんちゃう?!」とか思い、いないとわかっていながらも探してみたときもあった。夕立のような大雨が降ったあと、家の裏の用水路に大量の水が流れていたとき「ひょっとしたらカメ郎が流されてくるかもしれん?!」とか思い、もちろん流されてくる筈もないカメ郎をタモ網片手に用水路に見に行ったりもした。たかがカメが失踪しただけなのに。

僕にニホンイシガメの可愛らしさを教えてくれたカメ郎、元々WC(野生)個体だし無事に冬も越して生きていてくれたらそれだけで嬉しい。

思い出ムービー

 ↓ひっくり返って足がピーンとなってピョコっと閉じるのが可愛すぎる

↓当時iPhoneで字幕を入れてLINE等にアップロードしていた動画に字幕を付け足した

愛亀ブログ始めました

猫を飼っていたのを最後にかれこれ20年以上も生き物を飼っていなかった僕が、去年(2017年)の初夏頃から、ある日突然ニホンイシガメを飼い始めた。

仕事で土場の草刈り等をしていたとき、小さい小さいニホンイシガメのベビーが早足で逃げようとしているのを発見してしまい、あまりの可愛らしさに連れて帰って来てしまったのだ。それ以降の僕は「全動物界の中でニホンイシガメが最も可愛らしい動物」だと思って疑わない。

あと、ニホンイシガメを飼い始めてから熱帯魚にも手を出してしまい、アクアリウムっぽいことにも手を染め始めたため、カメ90cm水槽の他に熱帯魚の60cm水槽2つと20cmほどの小さい水槽があり、現在4つの水槽の水換えに忙しい日々を暮らしている。それをブログのタイトルにしてみた。

まだニホンイシガメを飼い始めてから1年足らずの素人に毛が生えた程度の飼い主ではあるが、この1年足らずの間に高速で知識をかき集め、飼育方法等もいろいろと試行錯誤してきた。それらのことを生かし、このブログではそんな感じのことを書いたり、愛亀の写真を貼ったり、愛亀の動画を貼ったり、愛亀の写真を貼ったり、愛亀の動画を貼ったり、愛亀の写真を貼ったり、愛亀の動画を貼ったり、愛亀の… とにかく親バカぶりを好きなだけ晒していきたい。

下の画像はこのブログのタイトル画像にしている2匹の我が愛亀。左奥がカメーロ♂生後9ヶ月、右手前がメロンちゃん(「ちゃん」までが名前)♀生後8ヶ月。

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